グループディスカッションは、複数の人数で行われる選考方法のひとつで、企業から与えられたテーマについて制限時間内で討論し、結論を発表するものです。面接官は、個人面接や集団面接との違いとして、複数の就活生同士のコミュニケーションを見ており、初対面で複数の就活生が、限られた時間の中で、どう課題に向きあっているか、どう行動しているか、様子を評価するという意図があります。
また、仕事はチームで取り組むため、例えば問題解決に向けた行動をシュミレーションすることで、入社後の資質や能力をグループディスカッションを通してチームワーク能力を評価しています。
企業側にとっては、多数の応募者がいる場合に、複数グループを同時に選考ができるという利点があるようです。
グループディスカッションを円滑に行うためには、それぞれ役割分担が大事になります。
自分がどの役割が向いているか、その役割でどのような行動をすればよいか、役割について特徴をよく理解しておく必要があります。
グループディスカッションでの役割
①ファシリテーター
進行役です。参加者の意見を引き出し、傾聴し、議論をうまくまとめ、進行させていきます。
グループディスカッションで中心的な存在ですが、決して目立とうとする事のないように、積極性と、全体が意見できるように、周りへの配慮ができる人が向いています。
②タイムキーパー
限られた時間の中で、議論し、発表をするまでの時間を管理します。ただ時間を読み上げるだけで無く、議論内でも意見を述べる立場と兼任し、段取りよくスムーズに進行していけるように時間配分していきます。
③書記
議論の内容をわかりやすくまとめ、記入をしていきます。議論の内容を正確に記入していくことや発表の際にも資料として重要となるので、判断力や状況を把握する力が必要です。
最終結論へ導く際に、まとめ役としても積極的に発言することで、論理性をアピールできます。
④発表者
グループ内でまとめた結論を代表して発表します。ただ結論だけを言うだけでなく、自分なりに工夫してプレゼンできる能力を持った人が適性です。また、面接官からの質問にも正確に答えられるように、瞬時な対応力も備えておきましょう。
⑤その他
上記の役割を担うことができなくても、評価がされないというわけではありません。ただし、全く発言せず、任せっきりではいけません。
積極的に意見を述べたり、全体を冷静に見回すといったアドバイスをしたり、場の雰囲気作り、役ある方のサポートなどに、協調性をアピールすることができます。
グループディスカッションの流れについて
面接官からの説明
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グループ内の自己紹介
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役割と時間配分を決める
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課題の定義をする(前提確認。議論について確認し、具体的にすること)
↓
意見やアイデアを出し合っていく
↓
整理し、まとめる
↓
結論を出し、発表の準備
↓
発表
まとめ
グループディスカッションは、チームワークがもっとも見られます。
与えられた課題に対し、グループみんなで同じ方向で議論内容を共有しましょう。
周りとの協調性を大事にし、人の意見に耳を傾け、人の意見やアイデアを否定することのないようにします。任せられた役割を全うし、たとえ、役割がなくても、積極的に参加をすることです。
議論中は、社会人としてのマナーを守り、グループディスカッションが終わったあとも、気を抜かず、最後まで細部まで丁寧に行動し、気を配っておきましょう。
グループ全員で成功に導こうという意気込みで取り組んでください!!
EIS就活コミュニティ内で、就活の仲間と模擬グループディスカッションをしてみたり、
先輩メンターに議論をフィードバックしてもらったりして、グループディスカッションになれておくとよいでしょう!
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