面接において、よく聞かれる質問に「あなたの強み、弱みはなんですか」と問われることが多くあります。
強みは長所、弱みは短所にあてはまります。
なぜ、この質問がなされるかというと、自分自身をしっかりと分析しているか、また、企業が求める人物であるかを見極めるためです。
長所をどのように企業で活かし、逆に弱みをどのように克服し解決に導くことができるか、自分を客観的に分析をしていることで、強み弱みを意識することが大切です。
弱みをマイナスと捉えない
自己分析では、自分の得意な面、長所(強み)は見つけやすいです。しかし、面接の際に、長所ばかりを伝え、「弱みがない」と答えるのは、自己分析が出来ていないとみなされ、逆に評価を下げてしまいます。自分の苦手なことから、弱みを掘り下げて見つけ出すとよいでしょう。人は誰しも、弱みを持っています。自分の弱みにしっかりと向き合い、自分を見つめなおし、自覚することです。
企業は、弱みそのものを見ているのではなく、弱みに対しての向き合い方を見ているのです。弱みをもっていることで、悲観的になることはありません。
弱みは強みと表裏一体
実は、弱みは強みと表裏一体といわれています
自分の長所や性格はわかっていても、短所(弱み)はなかなか伝えにくいですよね。
伝え方によっては、面接官にマイナスなイメージを与えかねません。
自分の弱みを伝えるためには、自分の評価をさげることなく、うまくポジティブにもっていくかが重要となります。どんな弱みでも、自分にとってプラスになるような表現をすることです。
弱みを逆の言い方で伝えること、つまり、裏を返して言い換えることがポイントで、工夫次第では、自己アピールにも結び付きます。たとえば、
心配性→責任感がある
せっかち→行動が早い
慎重派→冷静に物事を捉える
完璧主義→几帳面
といったことに言い換えることができます。弱みを強みに表現してみましょう。
もし、自分でわからないときは、まわりの人にアドバイスを聞いてみるのもよいでしょう。
自分では弱みと思っていても、客観的な意見として、案外、他の視点では強みだったりするかもしれません。
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これまでの経験から弱みを伝える
これまでの失敗談を思い出してみてください。そこには、自分の弱みとなる原因が潜んでいるはずです。
失敗をどのように解決し、克服してきたかなどの経験を伝えるのも、弱みをうまく伝える方法の一つです。
面接官は、そのプロセスを評価し、入社後のミスマッチを防ぎ、困難や目標に立ち向かえる対応力を持ち備えているかや、活躍ぶりや将来性を判断します。
弱みと相性の良い企業をみつけるのも手!
裏返した弱みが、企業が求める人材にあっているかも考えてみるとよいでしょう。
たとえば、コミュニケーションをもとめる営業職では、「おせっかい・お調子者」といった弱み、
地道にコツコツと取り組む姿勢が求められる事務職では、「心配性・凝りやすい」といった弱みは、
裏をかえせば、仕事に必要な『強み』とも捉えられるのです。
そういった面接では、弱みを武器に、入社後の広がった活躍ぶりの展開を伝えることができるでしょう。