関心のある企業に実際に就業体験することを『インターンシップ』といいます。就業体験をすることで、企業や仕事に理解を深め、自分に向いているかどうかを見極める機会であり、実際に働いてみて、知り得なかった事情や、企業に対する考えやビジョンを認識させられます。また、企業側にとっても入社後のミスマッチを防ぎます。
限りある貴重な時間の中で、充実したインターンシップを体験するために、あらかじめしっかりとした目的を持って臨むことが大事となります。
活動の第一歩!インターンシップはいつから?
一般的には、大学3年生の5月からスタートし、6月から9月にはサマーインターンシップが開催されます。
大学1,2年から参加できるインターンシップもあるようです。早すぎるということはありません。早い段階から参加することで、十分に情報収集が可能になり、自分に合った企業を見つけ出し、企業をじっくりと研究ができます。
期間も、短期と長期があり、それぞれに特徴があります。長期は、実際の仕事を体験したり、給与が発生したり、スキルが身につくこともあります。時間をかけて取り組むことで、自分の実力や向き不向きを見極めることも。
長期の場合、企業側は、意欲的で、即戦力のある就活生の採用を目的としているようですので、この段階で企業に認められれば、内定に近づけます。
短期は、たくさんの企業を知ることができ、複数の業種を体験することで、視野が広がります。1日や2日といった短期の場合、企業側は、企業理解を目的としているため、会社説明会や職場見学といったものが多いようです。ホームページや会社パンフレットだけでは分からない会社の雰囲気などが知ることができるのが特徴です。
前もって企業分析を行ったうえで、自分の適性にあった企業か、内容や条件、期間をよく考えて判断し選択するとよいでしょう。
適したインターンシップに参加するために
インターンシップを開催している企業をピックアップし、自分なりに選定基準を設けましょう。今後、志望する可能性が高いものや、興味があるものなど、それぞれあると思います。目的を持って参加することで、学ぶことが見えてきます。
学業や学校生活も怠ることなく、計画的に参加できるように選びましょう。人気の高い企業では、インターンシップの参加から選考が行われます。そのためには、選考対策も必要ですので、やはり、事前の『自己分析』『面接対策』は念入りに行っておくべきですね。(『自己分析』『面接対策』は後の記事で掲載します!)
インターンシップを実施する企業を探すいくつかの方法をご紹介します。
①大学のキャリアセンター
②企業のホームページ
③知人や先輩
④求人サイト、就活サイト
⑤合同説明会
ベンチャー企業は、SNSでの公表もあるようです。SNSはスピーディーですので、応募のタイミングには特に気をつけて確認するようにしましょう。応募の日時やエントリシートの提出など、スケジュールに気を配ります。
たくさんの情報を得ることが何よりも大切です。
インターンシップで他と差をつけるために
インターンシップでは、社会人としてのビジネスマナーは必須です。服装や言葉遣いや態度、時間など、最低限の礼儀を持ちましょう。これらは、一夜漬けでは、身につきません。日頃から、意識しておくことで、自然と振る舞うことにつながります。就業中は、社員と方々とのコミュニケーションを取り、積極的に行動し、情報収集にも努めます。
自身の名刺を作成・交換するのも、他と差がつくアピールとなるでしょう。
インターンシップ後には、フィードバックを行い、振り返りの時間を設けて、入社後のイメージや自身の適正を見極めたりすることで、本選考に向けて準備を整えていきましょう。